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地域生活定着支援センター研修会を実施しました

(2018.03.08 掲載)

当事業団では、県から委託を受け、平成27年度から岩手県地域生活定着支援センターを運営しております。
3月3日、地域生活定着支援専門研修会「罪を犯してしまった人たちへの支援~入り口支援~」を開催し、福祉と司法の分野から合わせて50名ほどのご参加を頂きました。
さて、「入口支援」、「出口支援」という言葉をご存知でしょうか。障害のある人や高齢者が罪に問われた後、起訴手続きや裁判の過程から不利益を被らないよう介入し、適切な福祉サービスを計画していく体制を「入口支援」と呼び、また、このような方が矯正施設(刑務所や少年院など)を出て、社会と途切れた状態(住居確保、税手続、求職活動etc)から再スタートを図る体制を「出口支援」と呼びます。
今回の研修会では、入口支援で弁護を多く務める、東京「アリエ法律事務所」の山田恵太弁護士、障がいのある方の加害・被害問題における相談窓口「一般社団法人東京TS(トラブル・シューター)ネット」の及川博文代表を迎え、司法と福祉の連携による入口支援の実践的手法について、ご多忙のなか貴重なお時間を頂くことができました。
また、グループワークでは、参加者の役割や強みを共有しながら、包括的な見方でのアセスメントや支援チームのプランニングを行い、司法の側からは『障害理解を深めたい』、福祉の側からは『罪と向き合う支援ノウハウを身に付けたい』といった感想が多く挙げられました。
司法と福祉が連携する本質は、犯した罪の大小や回数ではなく、根底にある「生きづらさ」に着目するこである、と考えます。今後、入口支援における連携体制を整備・充実させ、切れ目のない支援を展開していきたい、と決意を新たにした研修会となりました。

▲研修会の様子①

▲研修会の様子②

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